発達障害を持つ子どもたちの中でよく見られることの一つに、「問題行動」があります。
「問題行動」と言っても、子どもによって様々です。
指示を聞かず、自分のしたいことをやり続けてしまう。思うようにいかないときに手を出してしまう。大きな声を出してしまう。などは一例です。
以前のブログで、問題行動があるときには、その行動を注目するのではなく、いい行動に注目してたくさんほめてあげよう、というようにお話しました。
本日は、問題行動があったときに、場面を切り替え、子ども本人が落ち着くようにするための「タイムアウト」と「タイムイン」についてお話します。
いい行動を促すための言葉掛けはとても大切です。しかし、毎日そううまくいくわけでもありません。
問題行動があり子どもが興奮してしまい手がつけられなくなることもあると思います。そんなとき有効なのは「タイムアウト」です。
「タイムアウト」とは、興奮している子どもを落ち着かせるための目的のものです。
手順としては、
➀子どもから静かに離れる。もしくは、子どもと落ち着く場所を事前に相談して決めたところに行く
➁一定時間、タイムアウトとしてその場所で過ごさせる。
➂落ち着いたら、タイムイン(元に戻ること)させる。
ここで重要なのは、問題行動が起こるときには、何かに執着していたり、誤ったものへ強化がなされていたりする状態から、物理的に距離を置くことと、タイムアウトの部屋に子どもの注意が向きそうなものや危険なものを置かないことです。
また、子どもが問題行動をしてしまったということがわかるように、事前警告を数回したらタイムアウトをとることを取り決めておくといいです。
タイムアウトは、長くても5分ほどがいいでしょう。
それ以上長いと、子ども本人が何に対してタイムアウトをしているかがわからなくなってしまう可能性があります。
タイムアウトは、手段の一つではありますが、何回もするものでもありません。
タイムアウトするときは、場面を切り替える必要がある(子どもが興奮していたり、パニックになっていたりするなど)、正しいタイミングで活用することが重要です。
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