マスクというと、体調不良の時や予防の際に口元につけるマスクを想像されるかと思います。
本日は、そのマスクではなく、マスクという英語本来の意味の【顔を覆うもの】としてのお話です。
ラルゴKIDSのブログの中で繰り返しお伝えしてきましたが、発達障害(ADHD、ASD)を持つ方は、「普通」の生活の中で生きづらさを抱えている方がとても多いです。
それは、先天的なものであり、発達障害を抱えながらも、学校生活、職場などを過ごしています。
その環境に適応して生活するためには、当事者は「普通」を演じながら生活をする方がとても多いそうです。
海外の発達障害を持つ方々は、それを「マスクをしている」と表現をする場合もあるそうです。
発達障害は千差万別であり、普段の生活の中でどこに生きづらさを感じているかも、当事者によって全く異なります。
その中で、生きづらさを感じると多く声を聞くのは「人間関係」です。
発達障害当事者は、人間関係を築いていく中で、失敗を繰り返します。
空気が読めない。言葉をそのまま受け取ってしまう。冗談が通じない。
失敗をくり返しながら、その中で自分の本当のつらさ、生きづらさを隠しながら、表面上とり繕う「マスクをする」ことで、人間関係を構築していくのです。
ですが、これは、本当の自分を誰にも出せず、自分自身の気持ちがどんどん摩耗していきます。
二次障害としてよく言われるのが、鬱症状です。
中には、生きづらさから解放されるために、自ら命を絶つ人もいます。
もしかすると、その人たちは「マスク」をしたままだったのかもしれません。
「マスク」を外して、本当の自分を受け止めてくれる人、支援してくれる人がいることがいることが本当に大切です。
発達障害について理解を深めていくことが、「マスク」を外すことの第一歩になるのではないでしょうか。
🌟ラルゴKIDSは、1~3歳向け親子運動教室のイオンカルチャー北浦和校、イオン放課後教室成増、計2校展開しており、荒川区に運動療育を行う放課後等デイサービスを1月開所の子どものための運動療育教室です🌟