以前より、ラルゴKIDSでは「感覚過敏」についてのお話をさせて頂きました。

 

今回は、大人も子どもも一緒になって、感覚過敏について考えることのできる絵本を紹介したいと思います。

 

タイトルにあります絵本

『発達凸凹なボクの世界─感覚過敏を探検する─』
ゆまに書房 2015.9刊行
お話と絵:細尾ちあき[看護師]
解説:北野陽子[医師・精神保健指定医]

専門家による解説がついている絵本で、対象年齢は小学校低学年から大人までとされています。

 

【あらすじ】
感覚過敏を持つ主人公タクは、学校や日常の様々な場面で困りごとがたくさんあります。自分が何が嫌なのかわからないし、それを言葉にすることも難しい。友達や先生にも怒られることもしばしば。そんな中、感覚過敏に気づいてくれた学童の先生。タクは、家族と学校の先生と一緒に自分自身の「苦手探検」をしていきます。

 

感覚過敏の子が持つ、「聴覚過敏」「触覚過敏」「視覚過敏」のことなどに触れながら、自分がどんなことが苦手なのかをはっきりと自覚し、苦手なことを受け入れることで自己肯定感を高めることのできる内容になっています。

 

小学校低学年の子どもたちにとっては、この主人公タクのように、自分の感覚過敏について理解できていない子どもたちがいると思います。

そのときに家族や周囲の人たちは、感覚過敏だと伝えるだけではなく、本人と一緒になって理解し受け止め、過敏の部分についてどのように対応していくかを一緒に考えていくことが必要です。

 

一つのツールとして、この絵本を活用してみてはいかがでしょうか。

 

🌟ラルゴKIDSは、現在、成増校1校と、1~3歳向け親子運動教室のイオンカルチャー北浦和校イオン放課後教室成増の2校、計3校展開している子どものための運動療育教室です🌟