寒い季節はお風呂が体に染み入りますよね。
みんな大好きなお風呂!…と思いますが、実は発達障害を持つ人にとっては様々な苦痛が伴い、お風呂を敬遠している人たちもいるそうなのです。
実際にお風呂のどういうところが嫌なのでしょうか?
ADHD傾向、ASD傾向を持つ人によっても変わりますが、「面倒くさい」と感じる人が多いようです。
いや、それ普通の人でもそんなときあるよ!という声が聞こえてきそうですが、どうして面倒くさいかという明確な理由があるために敬遠してしまうそうです。
敬遠してしまうポイントとして、当事者の方々の子ども時代の意見をいくつか紹介します。
・そもそも体を綺麗にするということに関して魅力を感じない。
→身体を綺麗ににするということは、身だしなみを整えるという点で自分自身を清潔に保つため、また対外に向けても必要なことです。しかし、特にASDの方に多いようですが、相手がどのように感じているか読み取ることは苦手な傾向にあるので、自分が苦手なことはやりたくない、という自分ルールとして明快な理由があり敬遠してしまうそうです。
・お風呂に入るという行動の意味が理解できない。
→お風呂に入ることで、「身体が綺麗になる」ことや「清潔なことはいい」ことという知識はあるが、それが実生活に繋がることが想像できず、お風呂の中での手順(髪、身体をお湯で流す。シャンプーやボディソープで身体を洗う。洗い流す。など)が面倒なため敬遠してしまうということもあるそうです。
発達障害を持つ人たちにとっては、特性として、言葉の意味を想像することが苦手なことがあります。
高校生や大人に近づくにつれて、他者を意識する必要性に迫られ、「お風呂で身体をきれいにすることはいいこと」という知識と「実際に身体が綺麗になっていいことがある」という経験がマッチすることで、お風呂に入ることの意味が完成されることもあるようです。
定型発達だと、お風呂に対して細かな意味を求めることなどはあまり経験がないかもしれませんが、発達障害当事者の方々は違います。
上記の例も一例に過ぎません。
千差万別、色々な例があります。
何度もブログでお伝えしてきたことですが、発達障害ということを正しい知識を得て理解することが、当事者の方々を支援するために一番重要なことです。
目を通して頂いた方にとって、一つの知識として覚えておいてもらえれば、それが支援の一歩に繋がると思います。
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