『吃音症』というものをご存知でしょうか?
吃音(Stuttering)とは、一般的には「どもる」ともいわれる話し方の障害です。
なめらかに話すことが年齢や言語能力に比して不相応に困難な状態であり、下に示すような特徴的な症状(中核症状)の一つ以上があるものをいいます。
(1) 反復(単音や単語の一部を繰り返す)(例:「き、き、き、きのう」)
(2) 引き伸ばし(単語の一部を長くのばす)(例:「きーーのうね」)
(3) ブロック(単語の出始めなどでつまる)(例:「・・・・・っきのう」)
(出典:発達障害情報・支援センター HPより)
この症状は、幼児期に出始めることが多いものの、思春期頃になってから目立ってくるケースもあります。
吃音症の子どもたちは、学校生活においても、様々な場面で苦労します。
例えば、クラスで発表する時にも、緊張して言葉に詰まってしまい、
頑張って話したとしても、上手くしゃべれずに笑われてしまう…
これでは、子ども達の自己肯定感が下がり、自信を無くしてしまいます。
吃音症の方々が困ることが無いようにするためには、周囲からの正しい理解が必要になります。
吃音症は場合によっては、成人後にも症状が持続することがありますので、
気になる症状が見られる場合は、一日でも早く医療機関に相談するようにしましょう。